キリンは、もともと古代中国の伝説上の動物「麒麟」のことを指した。 顔は竜に似て、鹿の身体に鱗があり、尾は牛、ひづめは馬、角が一本生えているというものである。 中国では聖人が出て良い政治を行うと、麒麟が現れるとされていた。 麒麟の漢字を分けると、「麒」は「雄」、「麟」は「雌」を指しているといわれる。
麒麟 何の動物?
「麒麟」はたしかに、本来は空想上の動物のことです。 なんでも、全体は鹿のようで、牛のような尾と馬のような蹄(ひづめ)を持ち、頭の上に角が一本、体毛は五色に輝いているそうですから、そんな動物、実在するわけもありません。
キリンは何の象徴?
昔から、麒麟は良いことがある前触れとして姿を現し、太平の世のしるし、幸せを招く存在、安定した穏やかな日々をもたらす幸福の象徴とされています。 そして、古くからの言い伝えでは、「仁の心を持つ聖人が出現する前兆として現れる」とか、「王が仁のある政治を行う時に現れる」と語り継がれています。
キリン ジラフ なぜ?
国から支給されていた予算の7倍の額でした。 そこで石川さんは「中国の霊獣『麒麟』が手に入った!」と国に噓をつき、強引に買い付けることに。 これが日本でジラフのことを「キリン」と呼ぶようになったきっかけです。 ちなみにキリンが日本に到着したときは、電車で運ぶことができず横浜から上野まで大八車に載せて運んだそうです。
麒麟がくるとはどういう意味ですか?
ドラマ「麒麟がくる」の舞台は戦国時代。 いつかは戦いのない世界がやってくる。 しかし、「麒麟」は平和な街にやってくる生き物のため、戦乱の今はやってきません。 この「戦乱」の世を終わらせられる人物が「麒麟」を連れてこられる人なのです。