牛乳・乳製品が最も吸収率が高い理由 小魚や野菜に比べて、より多くのカルシウムを効率よく摂ることができます。 これは、牛乳中のカルシウムとリンのバランスが、カルシウムの吸収に理想的であるほか、乳糖やカゼインホスホペプチド(CPP※)の作用によるものと考えられています。
カルシウム 牛乳なぜ?
牛乳はもともと子牛の生育のためにあります。 子牛は体重約40kgで生まれ、生後約47日で体重が2倍になります。 これほど早く成長するには、体を支える骨もしっかり成長する必要があることから、牛乳には113mg/100mlもの豊富なカルシウムが含まれています。
牛乳カルシウム吸収なぜ?
牛乳のカルシウム吸収率が優れている要因 ・たんぱく質のカゼインからできるカゼインホスホペプチド(CPP)が、小腸下部でのカルシウムの吸収を助けます。 ・カルシウムとリンの比率は1:1~1:2 のとき吸収が高まりますが、牛乳は約1:1 と理想的です。 リンが多すぎると、カルシウムが体外に排泄されてしまいます。
カルシウムはなぜ必要か?
丈夫な骨や歯をつくるためには、バランスのよい食事と運動が大切ですが、特にカルシウムはしっかりとりたい栄養素です。 また、カルシウムは強い歯や骨をつくるだけでなく、筋肉の収縮や神経を安定させる作用もあります。 子どもが心身ともに健康に育つために、日ごろからカルシウムを充分に摂取することを意識しましょう。
カルシウム 何がいい?
牛乳をはじめとする乳製品はカルシウム源としてもっとも効率がよく、豆腐や納豆などの大豆製品、骨ごと食べられる小魚、ひじき・わかめ・のりなどの海草類、小松菜やちんげん菜などの緑黄野菜も優れています。