結石は、尿に含まれるカルシウム、マグネシウム、尿酸などの成分が過飽和状態になって結晶化したもので、ほとんどがカルシウムによるものです。 結石ができる原因はまだよくわかっていませんが、リスク要因としては体質遺伝の他、生活習慣が大きく関わっているとされています。 また、結石ができやすい病気もあります。
尿路結石の原因は?
尿路結石の原因は、食生活(高カロリー・高脂肪)や水分・運動不足など生活習慣に起因するもののほかに、内分泌疾患、代謝異常など複数の要因が関わっていることが多いと言われます。 また、遺伝的な要因で起こることもありますので、ご家族で罹患した方がいないかチェックしておくことも必要です。
尿路結石の出し方は?
・結石を自然に出す方法結石がそれほど大きくなければ、鎮痛薬・溶解薬・排石促進薬などによって、基本的に、約1ヶ月かけて自然に結石を出します。 自然に結石が出ない場合は、手術で除去する方法に変更します。
尿路結石の検診は?
尿路結石の症状がある場合は、泌尿器科で診療を受けます。 まず、超音波検査で水腎症の有無を見ます。 状態に応じて、検尿による尿検査、KUB(腹部レントゲン)、CTの検査を追加します。 発熱を伴う場合は結石性腎盂腎炎を疑い、採血、尿培養検査を行います。
尿管結石症の症状は?
主な症状は、痛みと血尿です。 結石が尿管につまって尿の流れが悪くなると、片側の背中の激痛がおこります。 つまった尿に感染がおこると高い発熱をおこします。 痛みは、鎮痛剤で緩和することがありますが、結石が排出するまでは、再び、激痛がおこることがあります。