日本では弥生時代以来、蛇への信仰が根強く、稲荷山も古くは蛇神信仰の中心地であったが、平安時代になってから狐を神使とする信仰が広まった。
なぜ狐を祀るのか?
狩猟民たちは山の狼(おおかみ)を神の使いとしていたが、稲作の定着とともに狼は山に追いやられ、代わりに里にすむ狐が稲の神の使いとなったという。
狐 化ける いつから?
平安時代に編纂された日本最古の辞書である『和名類聚抄』には、「狐:韻は(コ)日本の読み(きつね)、中国の伝説では100歳になると女に化ける妖怪に変化する」という説明があり、平安時代には、既にキツネと発音していたことが分かる。
お稲荷様 いつから?
日本では1300年の歴史を持つ 日本の歴史上、初めてお稲荷様が登場するのは西暦711年の2月。 『山城国風土記(やましろのくにふどき)』に、秦伊呂具がお餅で作った的に弓を当てたところ、そこに宿っていた神霊がお餅を白鳥に変化させ、近くの伊奈利山に飛び、降り立った所に稲が実ったという「もちと白鳥の伝説」が残っています。
キツネ 何の神様?
きつねは稲荷神のお使いであり、神様をお守りする存在として境内に置かれています。 また、稲荷神は神仏習合思想において仏教の女神とも習合したため、仏教寺院でも祀られています。 愛知県の「豊川稲荷」や岡山県の「最上稲荷(さいじょういなり)」は神社ではなくお寺であり、仏教における稲荷神として祀られています。
