おなかの壁の脂肪不足や腹部圧力が低下している痩せ型の人におこります。 多くは胃の動きが低下し、胃の働きが弱った状態(アトニー)を伴っています。 虚弱体質など先天的な素因によるところが大きく、必ずしも病気とはいえません。 暴飲暴食、過労、不安、ストレスなどが引き金になって胃の働きが弱り症状が現れやすくなります。
胃下垂の初期症状は?
早期発見のポイント胃下垂の自覚症状・お腹が張った感じ、膨満感・腹痛・食後の下腹部の膨れ・少食での満腹感・食後のむかつき・食欲不振、精神疲労・吐き気、げっぷなど
胃下垂とはどういう症状?
胃下垂ってどんな症状? 胃が正常な位置よりも下まで垂れ下がっている状態を胃下垂といいます。 自覚症状がない場合が多いですが、胃の消化運動が低下して消化不良になります。 また胃下垂が原因で胃の筋肉がたるみ、胃の動きが悪くなる胃アトニーを併発すると、胃もたれなどの不快な症状を起こしやすくなります。
胃下垂の基準は?
位置の基準としてはヤコビー線と呼ばれる骨盤の後上部の骨(腸骨)の右と左をつないだ線上にあります。 胃の曲がり角にあたる「胃角部」という部分がヤコビー線よりも下がった状態を胃下垂と呼んでいます。
胃下垂の治し方は?
胃下垂は体質的なものなので、ほとんどの場合治療は必要ありません。 暴飲暴食やストレスを避け、バランスよく規則正しい食生活を心がけます。 食事は少量ずつ回数を増やして摂取した方が胃への負担は小さいです。 また胃の蠕動運動を促すために適度な運動も効果的です。