高リン血症とは,血清リン濃度が4.5mg/dL(1.46mmol/L)を上回った状態である。 原因には,慢性腎臓病,副甲状腺機能低下症,代謝性または呼吸性のアシドーシスがある。 臨床的特徴は随伴する低カルシウム血症によるものと考えられ,テタニーが含まれる。
高リン血症 どうなる?
腎臓の機能が低下すると、リンの排泄ができなくなり、徐々に体内に溜まって高リン血症となります。 高リン血症はそれ自体自覚症状はありませんが、高リン状態が続くことにより、骨がもろくなったり、骨ではないところに石灰化を起こして心筋梗塞や脳卒中といった深刻な事態につながります。
体にリンが多いとどうなる?
血液中のリンが過剰になると、リンがカルシウムと結合して血管の壁に 沈着する「血管石灰化」が徐々に進みます。 石灰化により、血管は狭くなったり、硬くなったりしていきます。 そのため、さまざまな病気の原因となります。 また、血液の流れが悪く なるためシャントにも影響します。
CKD 高リン血症 なぜ?
血中のカルシウム濃度を正常化するために、副甲状腺の働きが亢進し、副甲状腺ホルモン(PTH)が多く出てきて、骨からカルシウムを吸収します。 また、腎臓からのリンの排泄が少なくなるために、高リン血症を認めますが、これも副甲状腺機能を亢進させます。 その結果、カルシウムとリンのバランスが崩れ、骨が弱くなってしまいます。
副甲状腺機能亢進症 リン なぜ?
何らかの原因で副甲状腺の働きが異常に亢進、すなわちPTHが過剰に分泌される状態になると、このホルモンが骨を溶かし、腸からの吸収や腎からの再吸収を促進するように働き、血液のカルシウム濃度を上昇、リン濃度を低下させます。
