飛沫感染 感染症とは、環境中[大気、水、土壌、動物(人も含む)など]に存在する病原性の微生物が、人の体内に侵入することで引き起こす疾患です。 私たちの身の回りには、常に目に見えない多くの微生物(細菌、ウイルス、真菌(カビ、酵母等)が存在しています。 その中で、感染症を引き起こす微生物を病原体といいます。分類 感染症の疾病名等 一類感染症 【法】エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、痘そう、南米出血熱、ペスト、マールブルグ病、ラッサ熱 二類感染症 【法】急性灰白髄炎、ジフテリア、重症急性呼吸器症候群(SARSコロナウイルスに限る)、結核、鳥インフルエンザ(病原体がイ ンフルエンザウイルスA属インフルエンザAウイルスであってその血清亜型がH5N1であるものに限る。
感染症とは何ですか?
宿主に病状が出ているため、一般的に 感染症 として定義される。 または、医学用語で 顕性感染 ともいう 。 一方、感染は成立しているが、発症しない状態は 不顕性感染 と呼ばれる 。
感染症の分類方法はありますか?
感染症の分類方法は複数あります。 感染経路と日常の行動を組み合わせて、呼吸器感染、経口感染、接触感染、性行為感染症、その他に分けてみました。 それぞれに紐づく主な感染症名とセットで見てみましょう。 呼吸器感染は感染防止が難しい空気感染と不織紙マスクなどでも予防可能な飛沫感染に分けられます。 空気感染は咳やくしゃみで空気中に放出された病原体が空気中にただようために感染した人がその場にいない場合でも感染力があります。 空調の吸気から吸い込まれた空気が別の場所に排気されても感染します。 麻疹:麻疹は 予防注射により予防可能な感染症 です。 麻疹に対して安易な解熱剤の投与は 危険 です。 水疱瘡:水疱瘡は誰でも罹る感染症です。 再発した場合は 帯状疱疹 と呼びます。
感染は、病原体に感染しますか?
感染は、病原体が人間の体内に侵入、定着し、増殖することで成立します。 感染しても、症状が現れる場合(顕性感染)と,はっきりとした症状が現れない場合(不顕性感染)があります。 不顕性感染者は、知らない間に保菌者(キャリア)となって病原体を排泄し、感染源となって感染を拡げる可能性が高いので、しばしば問題となります。 まずは、目に見えない病原体や寄生虫が、どこから(感染源)、どのように侵入するのか(感染経路)を知ることが、大切です。 病原体に感染した人(感染者)・動物・昆虫や、病原体で汚染された物や食品が感染源となります。 具体的には、感染者や感染動物などからの排泄物・嘔吐物・血液・体液など、保菌者(キャリア)や感染動物が触れた物や食品などです。
感染症の中で一類~三類感染症はありますか?
すでに知られている感染症の中で一類~三類感染症には分類されていないものの、適切な対処を講じなければ多くの国民の健康に重大な影響を及ぼすと考えられる感染症です。 原則一年間に限定して政令で指定され、一類~三類に準じた措置がとられます。