沸点上昇ふってんじょうしょう 不揮発性の溶質を溶かした溶媒の沸点が純粋溶媒の沸点よりも高くなること。 その原因は溶液の蒸気圧が溶媒よりも小さくなる蒸気圧降下の現象による。 希薄溶液では,溶媒が一定のとき,沸点上昇の度合いは溶質の種類と無関係に,溶質のモル数に比例するので,凝固点降下と同様に分子量の測定に利用される。
沸点 大気圧 なぜ?
気圧は空気が押す力のことですから,気圧が小さくなれば水を押さえる力も減り,水 が沸騰しやすくなり,沸点が低くなります。 高い山では気圧が低いので,水が 100 ℃ より低い温度で沸騰してしまう(富士山頂では約 90 ℃で沸騰します)ので,飯ごう で米を炊いても生煮え状態になってうまく炊けません。
蒸気圧降下 沸点上昇 なぜ?
溶媒より蒸気圧が小さくなっているということは、溶媒の飽和蒸気圧が大気圧に等しくなる温度 ( 溶媒の沸点 ) になっても、溶液の飽和蒸気圧は大気圧に等しくなっていないという事ですね。 つまり、溶液の沸点は溶媒より高いことになります。 この現象を沸点上昇といいます。
沸点上昇 質量モル濃度 なぜ?
なぜ,沸点上昇度や凝固点降下度を求める際に,質量モル濃度(mol/kg)が使われるかは,質量モル濃度は, 溶媒は質量で表されているので,体積を基準として求められたモル濃度と異なり,温度変化に対して値 が変化しないため。
なぜ凝固点降下が起きるのか?
氷点降下ともいう。 一般に、ある純粋な液体に不揮発性の第二の物質を溶かせば蒸気圧は低下する。 すなわち、溶液の蒸気圧は各温度において溶媒の蒸気圧より低いため、溶液の凝固点が溶媒の凝固点より低くなる。 不揮発性の物質を溶かした希薄溶液(理想溶液に近い)の場合、その凝固点降下の程度はモル数に比例する。
