症状 感染しても、5~10年は無症状で自覚症状はありません。 その後、嚢胞が大きくなるにつれて、肝臓内の胆管や血管が塞がれ、肝機能障害が進みます。 末期には重度の肝機能不全となり、発育中の嚢胞の一部が破れ、多包条虫が血流に乗って肺や脳、骨髄など、さまざまな臓器に転移します。
エキノコックスはいつ増えたのですか?
エキノコックスは、北海道本島では1960年代に初めて根室地方で患者さんが出ましたけれども、そのころは、1970年代まで年間5人くらいしか患者がいませんでした。 それが80年代には10人になり、2000年代以降は20人になり、患者さんの数はそういう流れでいうと増えてきています。
エキノコックス症とは何ですか?
エキノコックス症ってなに? エキノコックス症とは、エキノコックスに寄生されることで生じる感染症です。 上でも説明したように、エキノコックスは寄生虫の一種です。 別名は 包虫 といい、全世界に広く分布しています。
エキノコックスを取り除くことができますか?
駆虫薬は、確かに、キツネの体内のエキノコックスを取り除くことができます。 しかし、一度駆虫薬を食べたキツネが、しばらくしてエキノコックスをもったネズミを食べると、またエキノコックスにかかってしまいます。 感染したキツネの割合を集団的に下げるためには、一か月に一度のペースで、1000個以上の駆虫薬を撒き続けなくてはなりません。 自治体にとっては、人・モノにかかるコストは、決して小さくないといいます。 しかも、一つの自治体で継続的に取り組んでも、エリアの外から入ってきたキツネが新しくエキノコックスを持ち込むため、感染のサイクルを完全に断ちきることは、きわめて困難です。 また、エキノコックスの感染症自体にも要因があるといいます。
エキノコックスは感染している可能性がありますか?
特に、エキノコックスが流行している、または発生している地域に住んだことがある場合に、野生のキツネや犬などの糞が土壌にある可能性があります。 血液検査を行い、エキノコックスに対する抗体が陽性であれば、感染している可能性があります。
