エタノールは水と比べて極性が低いため、DNAとはなじみにくいとされています。 26 апр. 2008 г.
なぜエタノールでDNAが取り出せるのか?
DNAは水には溶けやすいですが、エタノールには溶けにくいという性質を持っています。 実は今回はこの性質を利用しています。 静かにエタノールを注ぐと、混ざらずにエタノール層と水層の2層になります。 そこで、水層にとけているDNAがエタノールに触れると、DNAは溶けていられずに析出します。
DNAはなぜ水に溶けるのか?
DNAやRNAは構成要素であるヌクレオチドのそれぞれにリン酸基があります。 中性ではそれら2個の 解離基のうち、約1個が解離して負の電荷を帯び、分子全体では大きな負電荷を持ち、水によく溶けます。
DNA 冷やしたエタノール なぜ?
DNA は水にとっても溶けやすいという特徴があります。 そのため、DNA を取り出したい場合、DNA を水に溶けないようにする必要があります。 DNA はエタノールには溶けませんが、水には溶けます。 さらにエタノールを冷やすことで、溶液中に溶けれる量(飽和溶解度)を下げることができます。
DNA抽出のエタノール濃度は?
DNA溶液に対して2~3倍量の冷却した100%エタノールを加え、-20℃で1時間以上静置する。 4℃、最大速度(12,000~13,000 rpm)で15分間遠心する。 沈殿を崩さないよう注意しながら、ピペットやシリンジなどで上清をできるだけ取り除く。