視床下部で低血糖を感知すると、交感神経を通してA細胞を刺激し、グルカゴンの分泌を促します。 さらに、交感神経を通して副腎髄質からアドレナリンを分泌させ、このホルモンも肝臓や筋肉に作用することで血糖値を上昇させます。
低血糖 不安感 なぜ?
そして、低血糖になると分泌量が増えるアドレナリンやノルアドレナリンといったホルモンが、こころ=感情の変化と大きく関わっているホルモンなのです。 これらのホルモンは神経伝達物質と呼ばれ、過剰に分泌されるとイライラや怒りっぽくなったり、不安感が増大するといわれています。
低血糖の脳への影響は?
血糖値が低すぎる状態が続くと、脳に十分なエネルギーが回らなくなり、結果として、錯乱やけいれん発作、意識の消失が起こります。
低血糖の機序は?
血糖値が正常範囲を超えて低下する低血糖が起こる機序としては、イ ンスリン過剰分泌によるブドウ糖利用促進と、インスリン拮抗ホルモン の作用の低下や肝臓や腎臓の機能障害によるブドウ糖供給低下が考えら れる。 薬物による低血糖の機序についても、インスリン分泌の促進とイ ンスリン拮抗ホルモン作用の低下が考えられる。
血糖値を低下させるホルモンはどれか?
血糖値を下げるホルモンはインスリンしかありませんが、血糖値を上げるホルモンは複数あります。