沖縄の島々はサンゴが発達してできた琉球石灰岩で形成されている。 海岸線は遠浅のサンゴ礁のリーフが広がっていたり、石灰岩が切り立った崖になっていたりと、独特の地形を作っている。 長年、波に削られたためにできた景勝地の「万座毛」や、雨水が浸透して結晶化した鍾乳洞など、サンゴ礁の島ならではの現象を数多く目にすることができる。
琉球はどこ?
約450年間にわたり、日本の南西諸島に存在した王制の国 琉球王国とは、今から約570年前(1429)に成立し、約120年前(1879)までの間、約450年間にわたり、日本の南西諸島に存在した王制の国のことである。 北は奄美諸島から南は八重山列島までの琉球諸島には、約3万2千年前から人類が住んでいたことがわかっている。
沖縄の自然条件は?
沖縄は、亜熱帯・海洋性気候の下、数多くの貴重な動植物が存在するなど、 本土とは大きく異なる固有の自然環境・生態系を有している。 特に島々の山 地部では、複雑な地形、地質と相まって自然度の高い照葉樹林が広がり、多 様性・特異性に富む生物相が育まれている。
沖縄の構成は?
九州と台湾 の間に弓なりになった南西諸島に属し ており、沖縄本島、宮古島、石垣島、 西表島の4つの大きな島と約160の小 さな島で構成されています。
琉球の歴史の始まりは?
1429年(宣徳4年・永享元年)、第一尚氏王統の尚巴志王の三山統一によって琉球王国が成立したと考えられている。 第一尚氏は大和(日本本土)や中国(明)・朝鮮半島(李朝)はもとよりジャワやマラッカなどとの交易を積極的に拡大した。 第一尚氏王統、第6代の尚泰久王は、万国津梁の鐘を鋳造せしめ、海洋国家としての繁栄を謳歌した。