17世紀の初めにインドネシアのジャカルタからやってきました。 「ジャカルタから来たいも=じゃがたらいも」がなまって「ジャガイモ」になったといわれています。 その後、江戸時代に何度もあった飢饉(ききん)のたびに、飢えをしのぐための作物として広がったようです。
じゃがいも が 世界中に広まったのはいつ頃?
じゃがいもは紀元後500年頃から栽培され、世界遺産である空中都市マチュ・ピチュの段々畑でもじゃがいもを栽培し、インカ帝国の重要な食料源となっていたのです。 その後、インカ帝国へ遠征を行ったスペイン人により16世紀、ヨーロッパへと広められます。
じゃがいもはどこから来たのか?
ジャガイモは、南アメリカアンデス中南部、ペルー南部に位置するチチカカ湖畔が発祥とされる。 標高3,000 - 4,000メートル (m) の高地で、500年ごろに栽培されたと考えられている。
じゃかいも ヨーロッパ いつ?
じゃがいもが原産地である南米のアンデス高地から、ヨーロッパに伝わったのは16世紀のことだといわれています。 そして、17世紀以降に栽培が始まり、19世紀の初めにはヨーロッパ全土で食べられるようになったのです。
ジャガイモの植え付けはいつ頃ですか?
ジャガイモの植え付けは春が基本。 暑さを嫌うので、2月下旬~4月上旬に植え付け、梅雨明け前には収穫します。 温暖な地域では秋植えも可能で、その場合は8月下旬~9月中旬に植え付け、11月下旬~12月頃に収穫できます。
なぜジャガイモは世界的に広まったのですか?
ジャガイモは近現代史の初期に突如として注目されて世界中に広まっていったわけですが、耐久性や貯蔵性に優れ、耕作も簡単。 さらに、栄養価が高いという利点が、じゃがいもを世界的食材にしたことは間違いないでしょう。
ヨーロッパでジャガイモの栽培が始まったのはいつですか?
いずれにせよ、16世紀末から17世紀にかけては、植物学者による菜園栽培が主であり 、ヨーロッパの一般家庭に食料としてジャガイモが普及するのは、さらに時を待たねばならない。 普及は、 プロイセン王国 で 三十年戦争 により荒廃し、飢饉が頻発した際に作付け(栽培)が国王の勅命により強制、奨励されたことや、踏み荒らされると収穫が著しく減少する 麦 に代わり、地下に実るため踏み荒らしの影響を受け難い作物として、農民に容易に受け入れられた結果である 。 プロイセン王国(ドイツ)での広まりで、国力を増したと聞きつけた フランス王国 ブルボン朝 でも広めようと、 ルイ16世 の王妃 マリー・アントワネット が帽子にジャガイモの花を飾ったと伝えられる 。
ジャガイモのデンプンはどのように使われているのですか?
ジャガイモは、そのものが調理に使われるだけでなく、豊富に含まれるデンプンを抽出したものが 片栗粉 として販売されている(片栗粉は本来は カタクリ のデンプンを粉にしたものであるが、現在市場に出回っている片栗粉のほとんどはジャガイモのデンプンである)。 豊富なデンプンを持つジャガイモは、 ウォッカ 、 ジン 、 アクアビット 、 焼酎 、 ソジュ (韓国焼酎)など 蒸留酒 の原料にも用いられる。 日本においても、近年、北海道では特産のジャガイモを使ったジャガイモ焼酎(しょうちゅう乙類)の生産が広く行われるようになっている。 また、長崎県でも特産品としてジャガイモ焼酎を製造している酒蔵がある。