夜の気温が低い方が、植物もじっとしているので栄養をあまり使わずにすみます。 昼は気温が適当でよく育ち、夜は気温が低くてしっかり休める庄内平野の気候がお米の生長によいのです。 こうした理由で、庄内平野は、米作りがさかんになったのです。
なぜ新潟は米作りが盛んなのか?
日本海側にあって、山と川に恵まれている新潟県は、米の産地で有名です。 日本一長い信濃川をはじめ、たくさんの川が肥えた土と豊かな水を運んでくるため、下流には豊かな平野が広がっています。 この自然が米づくりの条件に合っていたため、米づくりがさかんに行われるようになったのです。
米作り盛んな地域なぜ?
米作りがさかんな地域にはいくつか共通の条件があります。 一つめは広い平地であること。 大型機械を使える四角い田んぼを作れるからです。 二つめは雪が多いこと。
日本はなぜ稲作が盛んなのか?
日本で米が主食になった理由は、稲が日本の気候によく合い、たくさんとれたからです。 大昔に、東南アジアで生まれた稲は、人がタネを持って移動し、世界各地でたくさんの種類が増えていったのです。 東南アジアのほか、インド、中国に文明が栄えたのは、こうした多くの種類の稲が、多数の人間の食生活をささえてくれたからです。
なぜ東北地方は米作りが盛んなのか?
東北地方には大量の雪が降り、山間部から流れ出る水は清浄でミネラル分が多いという特徴があります。 米作りに必要な水の条件を両方しっかり備えているのが、東北地方の水なのです。 東北地方は工業地帯などが少なく、広い平野を確保しやすかったことに加えて、豊かな山々と川が作る肥沃な大地を持っています。