そこで、茎や枝の先端を摘芯(ピンチ)すると、成長点も除去されてオーキシンの供給が止まり、下部の脇芽が成長を開始します。 この性質を利用して、分枝を促進させて生長後の姿を整えたり、花数を増やしたりします。 また、余計な茎の生長を抑えて新しい強い芽を出すために、大胆な切り戻しを行うこともあります。
摘芯って何?
「てきしん」と読みます。 たくさんの花を咲かせたり、実をつけさせたり、株のボリュームを増すために行います。 芽の先端を摘み取る作業のことで、先端の芽、頂芽(ちょうが)を摘むと、その下のふしにあるわき芽が伸びて枝数が増えるので、花や野菜の草丈が抑えられると共にボリューム感が生まれ、花はたくさん咲きます。
なぜ摘芯をするのか?
苗のうちに摘心を繰り返すことで、縦ではなく横への生長を促して草丈がコンパクトになり、側芽が発達してたくさんの花がつく、果実の収穫量が増えるといった効果が期待されます。 また、繰り返し摘心をすることで、株が横に広がってこんもりとした草姿に仕立てることができます。
摘芯 いつまで?
植え付け後しばらくして鉢からはみ出た枝・葉を摘芯(ピンチ)しました。 いつまで何回くらい続けるのですか? 植え付け後2~3週間、生長して鉢からはみ出した枝を2~3回摘芯(ピンチ)すればOKです。
摘芯 どこ?
花いっぱいのボリュームある株に育てるための作業が、摘心(ピンチ)です。 摘心(ピンチ)は、まだ苗が小さいうちからわき芽の成長を促す目的で行います。 切る場所は、わき芽が出る位置の上になります。 摘心(ピンチ)を行わないと1本の茎のままですが、摘心(ピンチ)を行うと茎が2本になります。