主な症状有鉤条虫症(成虫):症状は軽微であり、腹部膨満感、悪心、下痢、便秘など消化器症状などがみられることがありますが、症状がでないことも多くあります。 有鉤嚢虫症(幼虫):脳、筋肉、皮下組織への寄生が代表的ですが、その他、眼、心臓、肝臓、腎臓、腹腔、胸膜など様々な部位に嚢虫を形成することが報告されています。
家族の中で有鉤条虫に寄生されている人はいますか?
また家族の中で有鉤条虫に寄生されている人がいると有鉤条虫の卵が、寄生された人の大便に入っているのでそこから家族などに感染する恐れがあるそうです。 ちなみに卵の大きさは0.1mm以下なので目で見て判断できる大きさではありません。
人の体内で有鉤条虫が成虫になるのはいつですか?
人が有鉤条虫の虫卵を摂取すると、小腸内において孵化し、幼虫である嚢虫が小腸から血流に乗って体内にばらまかれます。 ばらまかれた先が皮下や筋肉であればしこりができるだけですが、運悪く脳や眼であった場合、神経症状や失明などを伴う嚢虫症を引き起こします。 この場合、嚢虫はやがて死んでしまい、有鉤条虫は成虫になりません。 嚢虫は、たどりついた臓器の組織の中では、さまざまな方法で免疫から逃れることが知られています。 しかし、やがて免疫によって嚢虫が攻撃されると周囲に炎症が起き、このときに症状がでることが多いとされます。 嚢虫が死ぬと、石灰化した肉芽腫として残るか、吸収されて消えてしまいます。 人の体内で有鉤条虫が成虫になるのは、汚染された豚肉を充分に加熱せずに食べることで感染した場合です。
寄生虫の感染を防ぐ方法は何ですか?
寄生虫の感染経路は、多くが経口感染であり、これを防ぐ方法として、手洗い、食材の加熱の徹底等が挙げられます。 寄生虫は、身近な所に存在しており、軽視していると、体に甚大な障害を生じさせる恐れがあります。 ですから、手洗いや加熱処理といった、寄生を予防できる最低限の努力を怠らないよう心がけてください。
有鉤嚢虫は脳に寄生する恐れがありますか?
入った有鉤嚢虫は血液の中に入り込み、人間の体内を巡っていき、全身のいずれかの場所に寄生します。 その中には脳にたどり着くものもいて、脳までたどり着くとそこで寄生します。 また家族の中で有鉤条虫に寄生されている人がいると有鉤条虫の卵が、寄生された人の大便に入っているのでそこから家族などに感染する恐れがあるそうです。 ちなみに卵の大きさは0.1mm以下なので目で見て判断できる大きさではありません。 有鉤嚢虫になると大きさは1cmほどになります。 この寄生虫が脳に寄生すると失明や身体の痙攣、脳卒中になる事があり、最悪の場合は死亡する事もあるそうです 。 治療法としては手術により有鉤嚢虫を取り出したり、抗寄生虫薬を投与するという方法があります。
