有鉤嚢虫は、有鉤条虫(ゆうこうじょうちゅう)(サナダムシの一種)の幼虫で、ブタに寄生しています。 人がそのようなブタの肉を十分加熱せずに食べた場合、腸の中で成虫(有鉤条虫)となり、糞便とともに虫卵を体外に排出することになります。
ぎょう虫はどこにいるの?
ぎょう虫の成虫(おとな)は、人間の大腸・直腸で生活しています。 このうち、メスが夜間に肛門から体外に出てきて肛門周囲の皮膚に卵を産み付けます。 卵は粘着性の物質により皮膚に付着していますが、この粘着性の物質およびメスが肛門周囲を動き回ることにより、かゆみが生じます。
ぎょう虫がいるとどうなるか?
ぎょう虫はヒトにしか寄生しません。 感染しても、少数のぎょう虫寄生の場合はほとんどが無症状です。 しかし、多数になると下痢や腹痛等をきたす事があります。 また、子供の場合、肛門周囲の掻痒感(かゆみ)のために、寝不足になったり、夜泣き、注意力散漫、肛門周囲をかくことによる皮膚炎などを起こす事があります。
ぎょう虫 どこから感染する?
感染は蟯虫の虫卵を飲み込むことから始まります。 小腸で虫卵から幼虫がふ化して、大腸に移動します。 そこで、幼虫は2~6週間かけて成虫となり、成虫は交配を行います。 虫卵が発育すると、雌の成虫は直腸に移動し、肛門から出て虫卵を産みつけます。
サナダムシ 放置したらどうなる?
サナダムシを放置すると、どんどん大きく成長していきます。 また、サナダムシは体内の栄養を奪っていくため、健康に悪影響を与えます。 感染を疑う場合には、早めに医療機関を受診しましょう。
