芽胞を形成する細菌は環境中に多く存在していますが、その全てがグラム陽性菌で、ヒトに対する病原性が分かっている細菌は、クロストリジウム属(破傷風菌、ボツリヌス菌、ウエルシュ菌など)あるいはバシラス属(炭疽菌、セレウス菌など)のいずれかに含まれます。
芽胞菌 何?
「芽胞」とは、細菌の生育環境が悪化した際に形成される耐久細胞で、胞子やスポアとも呼ばれます。 熱や薬剤に強く、数分間の煮沸やアルコール消毒程度では死滅しません。 そのため、食中毒の原因の約9割は微生物によるものですし、芽胞形成菌による食中毒事件も多く、食品の腐敗も大きな問題となっています。
芽胞に有効な消毒薬はどれか?
高水準消毒薬のうち,芽胞にも有効な消毒薬は化学滅菌剤とも呼ばれている。 グルタラールと過酢酸が該当する。
芽胞 何度?
ウェルシュ菌そのもの(栄養型)は熱に弱いが、形成する芽胞は100℃で数時間加熱しても死滅しない。 この芽胞は、加熱後、まわりの温度が下がって50℃位になると発芽し始め、45℃前後で最もよく増殖する。
ウエルシュ菌 どこから?
ウエルシュ菌(Clostridium perfringens )は、ヒトや動物の大腸内常在菌であり、下水、河川、海、耕地などの土壌に広く分布する。 ヒトの感染症としては食中毒の他に、ガス壊疽、化膿性感染症、敗血症等が知られているが、本稿では最も多発するウエルシュ菌食中毒を中心に記載する。
