また別の調査では、やせ型の20代女性の5人に1人に、“血糖値スパイク”が起きているというデータもあります。 老若男女、誰にでも起こりうる問題なのです。 厄介なことに、この“血糖値スパイク”は「空腹時の血糖値」を調べる通常の健康診断などではなかなか見つけられません。
血糖値スパイクどんな人?
血糖値スパイクを起こしやすい人の特徴として「炭水化物中心の食事をたくさん食べる」「食べる速度が早い」「運動不足」「血縁者に糖尿病の人がいる」などが挙げられます。 日本の糖尿病患者さんは糖尿病予備軍も含めると約2000万人といわれており、6人に1人の計算です。
血糖値スパイク どれくらい?
空腹時の血糖値は正常でも「食後1-2時間のうちに急激に高血糖(140mg/dl以上)となる」病態が血糖値スパイクです。
血糖値スパイクなぜ危険?
血糖値スパイクが危険なのは、急激に血糖値の上昇が有害物質の活性酸素を発生させ、血管を傷つけるためです。 その傷を修復する働きで血管の内側の壁が厚く硬くなり、血栓で血管が詰まりやすくなります。 詰まる位置が心臓に栄養を供給する血管なら心筋梗塞に、脳の血管なら脳梗塞を発症することになってしまいます。
血糖値が急上昇するとどうなるか?
インスリンは血糖値が上がると分泌されますが、血糖値が急上昇すると大量のインスリンが分泌されてしまうため、ブドウ糖が脂肪に変わりやすい状態になってしまうのです。