例えば、野山に生えている植物は、人間が肥料を与えなくても育っています。 それは、水やりをしなくても雨が降って野山の植物に水が供給されるように、自然環境の中で生きている植物や、動物の死骸やフンなどが微生物に分解され、植物の栄養分として利用されているからです。 28 июл. 2020 г.
肥料がないとどうなる?
一方、我々が育てる野菜や草花は人が手をかけないと葉色がさえなくなったり、生育が悪くなったり、花数が少なくなったり、実が大きくならなかったりします。 なぜでしょう?。 自然界では植物などを餌とする動物の排泄物や昆虫の死骸、落ち葉などが腐って植物の養分となり、植物が生育するというサイクルが成り立っています。
なぜ肥料は必要なのか?
鉢やプランターで育てる場合は、もともと土壌が少ないのでなおさらのことです。 また花をより大きく、より美しく、野菜ではより美味しく、より収穫量を多くするなど、人間の要望にあわせて品種改良した結果、野菜や草花は育つために多くの養分が必要となり、これを補うためにも肥料を与える必要があるのです。
肥料を使うとどうなる?
先ほども説明したように、化学肥料を使うことで生態系を崩す危険性があります。 また、化学肥料は水に溶けやすいため、雨が降ったときに地下水や河川に流れてしまうことも。 植物が吸収できなかった成分が河川に流れ出ることで、環境汚染に繋がります。 また、食物に残った成分で人に影響を与えてしまうことも。
どんな肥料があるのか?
肥料は大きく「有機質肥料」と「無機質肥料」に大別されます。 有機質肥料は動植物性由来の油かすや骨粉、牛ふん、鶏ふん、草木灰などを原料とした肥料のこと。 土に含まれている微生物によって分解され、窒素、リン、カリウムに変わって植物の毛根から吸収されるため、即効性はありません。 半面、持続性に優れているのが特徴です。