お菓子や料理に材料として使う葛粉ですが、葛粉の原料は葛という大豆の仲間・マメ科のつる草です。 夏の間に光合成をし、秋から冬にかけて地上部が枯れ落ちる頃に養分がでんぷんとして根に蓄えられます。 根っこはいつでも土の中にありますが、葛粉を作るためには冬に掘りに行かなければなりません。
葛粉は何からできてるの?
吉野本葛の原料となるのは、山野に自生している「クズ」という植物の根っこです。 「クズ」は豆科の多年生つる草で、秋には紫紅色の花を咲かせます。 花は秋の七草にも数えられ、その美しさを愛でられてきました。
くずは 何からできてるの?
葛粉(くずこ)は、マメ科のつる性多年草、秋の七草の一つであるクズの根から得られるデンプンを精製して作られる食用粉である。
くず 何科?
マメ科Пуэрария дольчатая / 科
葛 どの部分?
・葛根湯や葛粉の原料になるのは根の部分。 肥大した根は地下深くに潜伏しており、長さ1~2m、重さは十数キロを超すこともある。 根にはデンプンを多く含み、これを精製した葛粉は和菓子に用いる葛切や葛湯になる。 ・葛粉は、根の外皮を取ったものを乾燥させた後に砕き、水にさらして沈殿させる作業を繰り返して作る。