通常、植物や生物は雄と雌からひとつずつ遺伝子をもらい、2本ずつ対になった「二倍体」という偶数の染色体になりますが、種なしバナナは3本ずつの「三倍体」で、奇数だと染色体の細胞分裂が不規則になるため、種ができない仕組みなのです。
バナナに種がないのはなぜ?
バナナの遺伝子(いでんし)に突然変異(とつぜんへんい)が起こり、種のないバナナが生まれました。 食べる部分が多く都合がよかったので大事に育てられ、種なしバナナが定着(ていちゃく)していったと考えられています。
バナナの種はありますか?
バナナは、マレー半島やフィリピンなど熱帯アジア原産の果樹です。 野生のバナナの果実には小豆大の種子(種)がいっぱい詰まっていますが、私たちが普段食べているバナナには、そのような種は見あたりません。 それは、現在の品種が種なし品種だからです。 果実の中心部をよく見ると、小さな黒いツブツブが多く見えると思います。
バナナ タネ どこ?
バナナのふさをたてに切ってみると、まん中に、すじのようなものがあるのがわかります。 その近くに小さなくぼみがあります。 もし小さいモンキーバナナだったなら、ここに黒いつぶがあるはずです。 じつはこのくぼみと黒いつぶが、種のもとになるものなのです。
バナナ 何で増える?
種がないのにどうやって増えるの? では、種なしバナナは種がないのにどのようにして子孫を残しているのでしょうか。 それは親株の脇から伸びてくる「吸芽」を利用します。 バナナは実をつけると枯れておしまいなのですが、そのときに根元に小さな株が出てきます(バナナは木ではなくて草)。
