サバ、イカ、カツオ、サンマなどの海洋生物に寄生する寄生虫「アニサキス」が胃の中に入り込むことで、急な胃痛・腹痛、吐き気などを引き起こすものを胃アニサキス症といいます。 体内に侵入したアニサキスが胃や腸の壁に食いつくことで、症状を引き起こします。
アニサキスってどんな虫?
アニサキスは寄生虫(線虫)の一種です。 その幼虫(アニサキス幼虫)は、長さ2~3cm、幅は0.5~1mmくらいで、白色の少し太い糸のように見えます。 アニサキス幼虫は、サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどの魚介類に寄生します。
アニサキス症 何科?
生魚を食べた後に急激にお腹が痛くなった場合などにはアニサキス症の可能性があります。 早めにお近くの胃腸科や消化器科を受診し、魚を食べたことを言いましょう。
アニサキス 何類?
アニサキス(学名:Anisakis)は回虫目アニサキス科アニサキス属に属する線虫の総称。 全ての種が魚介類に寄生する寄生虫であり、食中毒(アニサキス症)の原因寄生虫として知られる。
アニサキス 当たるとどうなる?
胃アニサキス症は、アニサキスが口から体内に入り、胃の壁に突き刺さることで発症します。 経口感染後、3~4時間後に、上腹部痛、吐き気、嘔吐などの症状が現れます。 これらの症状は、胃の壁にアニサキスが突き刺さったことによる直接の痛みではなく、胃壁とアニサキスに対するアレルギー反応だと分かってきました。
なぜアニサキス症が発生したのですか?
海産魚介類の生食を原因とする寄生虫症の中でも,我が国で最も多発するものがアニサキス症である.日本人の食習慣からみて,アニサキス症は我が国でかなり古くからあった病気と考えられるが,原因となる虫種が確定されたのは1960年代である.当初は診断の方法がなく,激しい腹部症状から開腹して患部が切除され,病理学的に初めてアニサキス症であると証明された事例がほとんどであった.しかし1970年代以降には内視鏡検査の普及とともに,生検用鉗子での虫体摘出が可能となり,予想外に多数の本症例が発生していることが明らかにされた.このような診断技術の高度化に平行するように,生鮮食料品の輸送体系が近代化されてきたことが,現在に至るアニサキス症発生の増加と広域化の前提となっている.
アニサキス感染はどのように予防できますか?
アニサキスは鯖やイカなどに寄生していて、それらを生食することで感染します。 感染すると胃痛などの激しい症状なども現れるため、冷凍、加熱、調理法などによる予防が大切です。 アニサキスの説明に加えて、胃や腸の症状、治療法、予防法などについて詳しく説明します。
アニサキス症の発症件数は諸外国に比べて多いのですか?
国立感染症研究所の推計では、国内におけるアニサキス症の発生件数は、 年間7,150件ほど (2005年から2011年の年平均)にのぼります。 日本人は魚介類を生食する習慣があるため、国内におけるアニサキス症の発症件数は諸外国に比べて、多いことが特徴です。
アニサキスアレルギーは陽性ですか?
アニサキスによるアレルギーの確認には、血液による抗体検査(特異的IgEアレルゲン検査)を行います。 陽性であれば、アニサキスアレルギーが強く疑われます。 小腸アニサキス症では超音波検査や、X線検査により診断されることがあります。 胃内視鏡検査で アニサキスを摘出すると、激しい痛みはなくなります が、軽い痛みは数日残る場合もあります。 腸に寄生した場合、腸管が厚くなり、腸管の通過障害(腸閉塞)を起こすことがあるため、場合によっては手術で病変部位を摘除します。 腸閉塞がなければ、対症療法を行いながら、虫体が死滅することによって症状が緩和するのを待ちます。 (アニサキス幼虫は人体内では1週間程で死滅することが多いとされています。 )
