アイヌ民族は日本列島北部周辺、とりわけ北海道の先住民族です。 日本語と系統の異なる言語である「アイヌ語」をはじめ、自然界すべての物に魂が宿るとされている「精神文化」、祭りや家庭での行事などに踊られる「古式舞踊」、独特の「文様」による刺繍、木彫り等の工芸など、固有の文化を発展させてきました。
アイヌ民族の住まいは?
家のことをアイヌ語で「チセ」といいます。 チセは、上から見ると、だいたい長方形の形に建て られます。 カシワ(アイヌ語でコムニ)やハシドイ (プンカウ)などの丸太を柱にして、骨組みにはヤチ ダモ(ピンニ)などを使い、壁や屋根にはヨシ(別名 アシ:アイヌ語でサルキ)やススキなどの草の茎を厚 く張ります。
アイヌ民族のルーツは?
アイヌ民族は、おおよそ17世紀から19世紀において東北地方北部から北海道(蝦夷ヶ島)、サハリン(樺太)、千島列島に及ぶ広い範囲をアイヌモシリ(人間の住む大地)として先住していました。 この時期の前後には、アイヌ民族がこの隣接地域に移動したり、逆にその地域の他民族が移動し接触したことも認められております。
アイヌ民族の格好は?
アイヌの人たちがつくり上げた伝統的な衣服には、オヒョウニレやシナノキなどの樹木の内皮で織った衣服やイラクサの植物繊維で織った衣服、サケ、マスなどの魚皮を継ぎ合わせてつくった衣服、アザラシ、ヒグマなどの動物の毛皮でつくった衣服、エトピリカの鳥羽を縫い合わせてつくった衣服があります。
アイヌ民族の行事は?
白糠アイヌ協会は、伝承儀式として、毎年、8月に「ふるさと祭イチャルパ」、9月に「フンペ(鯨)祭イチャルパ」、11月に「ししゃも祭」という3つの祭を行っています。 これらの行事では、「カムイノミ」(火の神への祈り)、「ヌサオンカミ」(御幣への祈り)、「イチャルパ」(先祖供養)、「奉納舞踊」、「供養祭会食」が行われます。
