タンパク質を分解する酵素をタンパク質分解酵素といいます。 英語でタンパク質をプロテインといい、タンパク質分解酵素はプロテアーゼと呼ばれています。 Protein(プロテイン)+-ase(アーゼ)=Protease(プロテアーゼ)となります。 プロテアーゼはその性質や原料の由来によって分類されます。
タンパク質分解酵素 どこ?
タンパク質を分解する酵素であるプロテアーゼは体の中で作られていて、消化液に含まれています。 胃液の中には『ペプシン』というプロテアーゼが含まれていて、食べ物中のタンパク質を細かく分解しています。 このことをペプチド化といいます。 胃酸は強酸性ですので、食べ物中のタンパク質の(水素結合による)折りたたみをゆるめます。
タンパク質の分解の仕方は?
タンパク質は、胃や腸でまず少量のアミノ酸がつながったペプチドに分解され、その後さらにほとんどが1個のアミノ酸にまで分解されます。 胃や腸で分解してされて生成したアミノ酸はその後いったん肝臓に運ばれて蓄えられ、肝臓やアミノ酸が身体中の各組織に送られます。
タンパク質は何によって分解される?
タンパク質分解酵素の働き 食べたものは消化器官を通っていく間に、各器官から分泌される消化酵素の働きによって分解されます。 タンパク質がペプチドやアミノ酸に分解されるときも、いくつかの消化酵素が関わっています。 タンパク質はアミノ酸が立体的に繋がった構造をしています。
タンパク質消化酵素の分解は?
胃にたんぱく質が入ってくると、ペプシノーゲンが胃壁から分泌されます。 胃酸も分泌されます。 胃酸によってペプシノーゲンはペプシンになります。 ペプシンはたんぱく質消化酵素であり、大きいたんぱく質が消化されていくつかの小さいたんぱく質に分解(消化)されます。